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普通の男の子がカッコいい【漫画】月と湖【レビュー】

あんまり少女漫画とか読まないんですけど、

芦原妃名子さんの作品は好きで結構読んでます。

普通の少女漫画の男性キャラクターって、女の子の気持ちを上手に察したりピンチの時即座に助けてくれたりするでしょ?

でもさあ、

現実にありえねえよ!!そんな男!!!

ですよね(^^;)

少年漫画に出てくるヒロインが男性の理想をそのままにした女性像だったりするのに違和感を感じるのとおなじですよ。

あんまり現実味のない男の子をだされてもふーん、それで?と冷めてしまうのです。

いたとしてもチャラ男か女慣れしてる男なのでみなさん騙されないように!

でも芦原さんの漫画に出てくる男の子はその辺にいるような男の子ばっかり。

金持ちでもなく特別イケメンでもなく、歯の浮くようなセリフも言えない。

朴訥で不器用で鈍感でごつごつした普通の男の子のリアルな魅力を上手に描いています。

そこが好きなのよ!!

これ、多くの男性がわかってないように思いますが、

女性はねえ、男性がカッコつけてたり大きく見せてる姿よりも

何気ない仕草や表情、そして何かに真剣に打ち込む姿、そしてちょっと情けない姿を見てキュンとくるものなんですよ( ̄▽ ̄)ははぁ、これが分かってないうちはまだまだ全然女心がわかってないってことだよチミ。

そんな芦原作品の中で一番好きなのはこちら!


月と湖 (フラワーコミックス)

月と湖。

実体なんかなくっていいから

決してつかめやしないあの月を

どうしてもつかんでみたくなるんだよ。

〜あらすじ〜

生前、愛妻家だった祖父の遺品から見つかった未発表の作品。

それは祖父が秘密の別荘で逢瀬を重ねた愛人への想いを綴った私小説『月と湖』であった。

それから月日が経ち

高校最後の春休みを迎えようとしている主人公に祖母から「愛人に会いに行ってきてくれないか」と連絡があり、しぶしぶ祖父のかつての愛人の元に向かうことになったが…?

なんだかあらすじだけ読むと少々エグい内容ですが(^^;)

作品の雰囲気は一貫して淡々と、静かに展開されていき、複雑な男心を上手に描いています。

少女漫画とは思えないほどのクオリティの高い、考えさせられる内容なのでめちゃくちゃおすすめです。

この作品のヒーローは颯爽とした王子様の代わりに

優しくて優柔不断なナサケナイ男性

しか出てきません。

およそヒーローになんてなりえない。

でも

本当にどこにでもいる男性がとても愛おしい。

一つ一つの描写に

「あぁ、男の人をすきになる時ってこういう時かもな」

と恋に似た気持ちを抱いてしまうのです。(つうかわたしが草食系男子好き故だからなのか!?(^^;)

そして作中の主人公のこの台詞がとても心に残っています。

「私にはおばあちゃんも愛人の人もとても素敵に見えるよ。

どうしておじいちゃんは愛人を選んだの?

愛人にあっておばあちゃんに無かったものって何?

ーーーきっと…欠けてたのは縁や相性やちょっとしたタイミング。ーーー

恋愛はどうしても

「選ばれた」

「選ばれなかった」

を重要視しがちですが。

でも、恋愛って例え両思いでもゴールはないし、付き合っても結婚してもその人の心を永遠に得られるという保証なんてどこにもないですよね。

だからこそ、別れてしまったとしても・結ばれなかったとしても、その人を一度でも本気で愛したという事実は自分という人間を構築するうえでの一つのピースとなってくれたのだ…と、大切にすればいいのです。

そもそもその恋が成就&失敗した、なんてことは結果論に過ぎず、自分が好きな人がたまたま自分のことを好きになってくれて、自分が結婚したいと思った人がたまたま自分と結婚したいと思ってくれた、、それだけの話なんじゃないかな。

肝心なのは恋の数より想いの深さだとわたしは思うのですよ。




男は呑気なもんだ

まあ、

女性が彼はああ考えてるのかしら、こう考えているのかしらと思考を巡らせている間

肝心の男性の頭の中といえば個体差はあれど

仕事、趣味、エロ

の三本柱で大体は占められているのが現実ではないでしょうか( ̄▽ ̄;)

ほんっっっとこちらがびっくりするほど男性の脳内は単純なのです。こちらの揺れる気持ちなんてわかっちゃいない。

まぁ、そういうとこが男性のことをかわいく愛おしいと思わせる要素なのかもしれませんがね。

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